ABA
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うちではこんなのが良かった(かもしれない)というシリーズです。
発達障害は同じ診断名でも十人十色なので
ASDにはこれがいい!というわけではなく。
あくまであきに良かったかもしれないという体験談です。
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あきが年少の頃、つ○きの会に入ったりとABAにハマっていました。
とはいえ下の子もいる自宅で「厳密に」やるのは大変で、
かといって先生に来てもらうのはお金がかかり過ぎるし…ということで
もうすっかり離れてしまったのですが…
でも、〈ABA的なアプローチ〉は
どこの療育でも何かしら取り入れている、もしくは共通してるんだな、と思うことが多くて
自閉スペクトラムの子への対応方法としては知っておいて良かったなと思います。
たとえばですが
「立ってください」と言われたら立つように教えたいとき。
「立ってください」
→立たない
→(抱えて、促して、など)とにかく立たせる(プロンプト)
→ご褒美(強化子)
これを繰り返すと、プロンプトなしで立てるようになる、というような流れです。
このような
・プロンプトで望ましい行動を(半強制的に)実行する
・それを強化する
・例外を作らない(上記でいえば、今日は立たなかった、という経験をさせない、必ず立たせて終わる)
という教え方は、あきが幼い時にはやはり効果的でした。
一斉指示を聞けるようにするため、または日常生活のルールを教えるときなど、参考にしていました。
今でも新しい事にチャレンジするときは、必ず最初から望ましいやり方を教えるようにしていて
(遊びのルールやお出かけのルール、タイムスケジュール、勉強の仕方や書き順とかも)
なるべく一度決めたルールは破らせないように気をつけたりしています。
ルールを変える時はわかりやすく説明をします。
いったんルールが身についてしまえば、特性的にはルールを守ることが好きなので忠実に守ってくれます。(状況判断や応用力はまた別の問題として…)
あとはとにかく〈最初が肝心〉なので
「これは絶対にやってほしくない!」ということは、最初に絶対にさせない!
というのが、親の負担を減らす上では大事だと思っています。
なぜかというと、好ましくない行動の「消去」はすごく大変だからです。。
たとえば。
一度、お店で癇癪に負けておもちゃを買ったら…
癇癪→強化子(おもちゃ)
という間違った学習が起きます。
それを「消去」するためには
癇癪を繰り返す子どもに耐えて
決して強化子(おもちゃ)は与えず
子どもが泣き止むまで何時間も
ひたすら我慢比べ。。ということになってしまうのです。
なので、やってほしくない行動は〈絶対させない〉というのがポイントになるんですね。
特に2〜4歳頃までの聞き分けのない年齢では、この方法で随分と助けられたと感じています。