幼稚園との連携
あきの幼稚園生活も残すところあと3ヶ月。
冬休み前の面談では早くもこれまでのことをしみじみ振り返り、ちょっと涙が出そうでした。
幼稚園の先生たち、担任の先生以外もあきの特性を理解してくれて、小さな成長を見つけては喜んでくれました。
まだ終わってないしまだまだ下の子もお世話になるけれど、振り返ると本当にいい幼稚園でした。
とはいえ、たぶんどんな幼稚園でも
発達障害(疑い、受診待ち含む)の子がいろいろあって転園…というのは結構見てきました。
療育仲間で転園を経験した人もいますし、あきの幼稚園から転園していった子もいます。
パターンとしては、そもそも園のカリキュラムとその子の特性が合ってないか、療育との連携(ある意味親がヘルプを出したり、助けてもらうこと)をせずに抱え込んでしまってることが多い気がします。
どんな幼稚園かということも大事だけど、それと同じくらい
どんな先生か?
どれくらい連携がとれるか?
も大事だったんだなと思います。
幼稚園でやってて良かったと思うことは
〈幼稚園と療育(医師心理士含む)と保護者〉
この三者の連携でした。
このおかげで良いことがたくさんありました。
特に良かったと思うのは
・療育の先生に幼稚園を訪問してもらい、園での子の様子を観察してもらった上で、対処方法や課題などを担任の先生にフィードバックしてもらえたこと。
・療育関連の情報をオープンにしてこちらも協力姿勢を見せることによって、園側にとても良くしてもらったと感じること。例えば主任クラスの先生(経験・指導力・人柄・評判どれも◎)に2年連続担任をしてもらえたなど。
あきが年少の最初の頃は、特性について深く知られたくない、発達障害っていうレッテルを貼られたくない、という思いが強くて、先生にあまり相談しませんでした。
(今思えば自分もまだ受容できてなかった、受容に至る途中でした)
すると先生とあまり上手くいかなかったです。悪い先生ではなくて、むしろ熱心な先生だったんですけどね…。
それで年少の途中に、思い切って書類を作成し(サポートブック的な)、色々なことを打ち明けて、療育センターとも連携をとってもらうことに。
そこから、行事でも普段の活動でも配慮してもらえて、上記のような経験豊富な先生のクラスに入れてもらったりしました。
あきの状態を良くしたいと、素直に、かつなるべく謙虚に先生にお願いすることで、園側と良い関係が作れたと感じます。
あきのことを深く知った先生たちは〈今できないこと〉より〈成長したこと〉にフォーカスしてくれて、それも幼稚園中の先生方に見守ってもらえるようになり、いろんな場所で褒めて認めてもらい、あきは良い方向に転がっていきました。
就学相談で成長を驚かれたとき、幼稚園の先生のおかげだと思いました。私一人ではとてもこんなふうに育てきれなかった、みんなに育ててもらったあきだと感じます。