感覚統合
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うちではこんなのが良かった(かもしれない)というシリーズです。
発達障害は同じ診断名でも十人十色なので
ASDにはこれがいい!というわけではなく。
あくまであきに良かったかもしれないという体験談です。
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ある感覚器官は過敏で刺激を極端に嫌がり
ある感覚器官は鈍麻していて刺激を求める。
感覚統合の本にそう書いてあるのを見て、まさしくあきのことだと思ったのが、3歳くらいの頃。
視覚が敏感で見たものをすぐに覚え、その一方で光などの刺激を避けたがり
触覚はやや鈍麻していて常に何かに触れたがる。
それで、感覚統合の取り組みをしてきました。
我が家で参考にしたのは『保育者が知っておきたい 発達が気になる子の感覚統合』という本です。
家でできることがたくさんあって、3、4歳くらいの頃やっていたのが
毛布に乗せて大人2人でハンモックみたいに揺らしたり
目隠しをして色々な形のものを触って当てるゲームをしたり
回転椅子で目を回らせたり
タワシなど感触が分かりやすいもので皮膚を押して刺激したり
いもむしみたいにゴロゴロ転がったり(まっすぐ転がるのは意外とむずかしい)
トランポリン、鉄棒は家に設置しました。
感覚過敏・鈍麻が、今はほとんど気にならなくなったのは
単純に年齢があがって成長したから、というのが結局1番大きい気がしますがw
でも!感覚統合の取り組みも、脳の調整に少しは役立ったのではないかなと思っています。
以前ブログでも書いたのですが、年長になってからはOTの感覚統合にも通って、家にあるものより大きな道具でダイナミックな動きも経験させてもらいました。
あきのような子にとっては、適切な体の動かし方、適切な感覚の掴み方は、やっぱり本人(の脳)が体験しないと分からない、調整できないんだなと。
上記の本は、困りごとに応じてどんな取り組みが有効か、わかりやすくまとまっていて、実践しやすい内容だったので、今まで読んだ発達関係の本のなかでも特に良かったなーと思ってます。