公文
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うちではこんなのが良かった(かもしれない)というシリーズです。
発達障害は同じ診断名でも十人十色なので
ASDにはこれがいい!というわけではなく。
あくまであきに良かったかもしれないという体験談です。
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ただ教室が近いという理由で始めましたが、あきにはメリットが大きかったと思います。
公文…正直なところ、発達障害であろうと定型発達であろうと、好き嫌いもしくは向き不向きが分かれるとは思います。
あきの場合はプリント学習大好きというわけではないけれど、それなりに楽しそうな瞬間もあり続けていけそうな雰囲気だったので
〈負担にならない程度に細々と続ける作戦〉
で2年が経ちました。
まず、宿題は当初1日10枚だったのを、早々に1日5枚に減らしてもらいました。
そして教室は週2回ですが、幼稚園で疲れてるときなどは、宿題交換するだけでもok〜にしました。
そして宿題をどうしてもしたくない状態のときは親が手伝うことを先生に許可してもらいました。
スランプっぽい時期も続けてこれたのは、上記のようなゆるさがあったからだと思います。
現在は宿題タイムが定着して、体力もついてきたので、教室を休んだり宿題をやらないことはほとんどなくなりました。
算数はとにかく計算ばかりで、それも反復反復!で
楽しくはないかもですが(失礼…でも達成感はあるかもしれない)
ASDのあきにとって効果的な脳の筋トレになるかもしれない、と思っています。(ASDは前頭葉の発達が先天的に阻害されているといいます)
他にあきにとってメリットになりそうと思ったことは
・先取り学習
先取りしておくことで、入学後まずは勉強のことを考えず、環境に慣れることに集中できる。…といいのですが。
週2回短時間でも、小学生に混ざって過ごすことが、良い訓練になっていそうです。
時にはお兄ちゃんたちにちょっかいを出されたり、それを注意する先生がいたり。
課題が終われば先生に提出する、採点を待つ、直すところがあれば再提出…などの一連の動きも訓練になりそうです。
・感覚過敏の程度の見極め
教室は基本静かですが、絶えず子どもの質問や先生の声が聞こえていて、人の移動や出入りも頻繁。
その中でどの程度なら集中できるのか?
集中が途切れるのはどんなシチュエーション?
ということを就学前に観察できたこと。
・間違える練習ができた
ASDによくある〈間違えることが大嫌い〉なタイプ、あきもまさにそれです。
始めたばかりの頃は、100点じゃなかったら教室で泣いていました。
でもそれも結局「慣れ」で。
今も完璧主義ですが、「あ〜」と言ってちょっと悔しがるくらいで、泣くほど崩れることはなくなりました。
宿題で間違いを発見しても私はスルーしてそのまま提出させ、
先生にミスを指摘される体験、100点じゃなくて悔しい体験をなるべくたくさんできるようにと思ってます。
上記のような感じで、あきの弱い面を訓練できる習い事だったなと感じます。
なつもやりたいと言い出して始めましたが、この子はあきと正反対で〈適当、いい加減〉で、そっちはそっちで頭が痛いです。
いつまでやるかは決めてないですが、小学生になってもしばらくは続けると思います。