うちの子は自閉スペクトラム

自閉スペクトラム症の長男のこと、きょうだいや家族のことを記録しています

育て方のせい

「お前の育て方のせいだ!」

と怒られたわけではないけれど

 

「私も子育て苦労したわ。でもね、〇〇さんにどうしてこうなったんたんでしょうって言ったら、あなたがそう育てたんでしょうって言われて納得したの」

経験談に見せかけて責められましたw

 

 

自分の母親以上くらいの年代の方々には

あきのような、知的障害のない軽度の発達障害というものを理解してもらうのは難しいと思い

 

しかもそれが子育て経験者や教育者であると、昔との比較や経験談になりがちで、かえって難しくなりそうで

面倒臭くて(これが一番の理由かも、ダメだ)

 

そんなこんなで、その方にあきの発達障害のことは話していませんでした。

 

なので説明していない私が悪いのですが

子どものことをちょっと愚痴ったら

冒頭のような感じでお説教されましたw

(ちなみに教育関係者のおばさま)

 

 

こんなとき。

親が責められないためにも(?)

うちの子自閉スペクトラム症なんですよ

って最初に説明すればいいのかなーって思うけれど

 

あきって、特にこの年代の方々から見れば「こういう子もいるわよ」という範疇に入っているらしく、理解されにくいです。

それはある意味寛容でありがたいことなのかもしれないけれど

全てが親の育て方によるとされているのがキツいところ。

 

一瞬、弁明したいような気持ちにもなるけれど

だんだんどうでもよくなり

結局説明するのは面倒、という結論に辿り着きました。

 

育て方間違ってると思われてもいいです。

 

 

あきが自閉症だと知ってもらって

それでどう接してもらいたいっていうのが、特にないのです。

その方はあきに対して怒ったりせず、むしろ寛大。

あくまで普通の子どもへの対応。

 

幼稚園学校には、こちらから各所駆けずり回って「配慮」をお願いしてるけど

学校ではない、ただの知り合いの一人。その人に何を求めるのか?と考えると、何も浮かばなかったです。

 

あきは、予備知識のない人たちから「配慮」なく接してもらうことって、あまりないです。(子ども同士は別)

でもあきは一見普通に見えるので、普通の人だと思って対応されて、結果トラブル起きる・怒られる・呆れられるなんてことはこの先山ほどあると思います。

 

幼稚園学校では先生にしっかり守られてるので

これはこれで社会経験なのではと思うことにしました。

 

また会う時は私は有り難くお説教されて

あきにとってはリアルなソーシャルスキルレーニングだと思っておきます。

そう思わないとやってられません。

 

 

軽度発達障害の子どもを持つ親で

こんなふうに責められたりしながらも、言葉を呑み込んで頑張ってる人はたくさんいるだろうなぁと想像します。

 

 

〈分かりにくい障害〉の難しさ。。

こちらから言わなければ配慮は得られない。

だけど周囲にどこまで求めて良いのか?

 

療育的にはきっと、求めて良いって言うと思うけれど

この子、何の手帳も持たずに、普通の子どもたちと学校生活を送り、大人になれば働いて自立しなければいけないんですよね。

 

そう思うと、だんだんと親が立ち回って環境を整えていくだけでなく、本人が自分を調整するスキルを教えていかないといけないんだろうなぁと思います。